ダイムラークライスラーは、2002年のグループ実績の暫定値を発表した。経常外要要因を除く営業利益は58億ユーロとなり、前期と比べて4倍に改善した。クライスラー部門である北米のリストラがほぼ終了して業績が改善した模様だ。
経常外要因を含めた営業損益は前年の13億ユーロの赤字から69億ユーロの黒字に転換した。
売上げは、前年比2%減の1496億ユーロと減収だが、グループの連結状況の変化や為替変動を調整した値は1.6%増となる。
取締役会では、2002年の配当を前年の1株当たり1.00ユーロよりも50%増の1.50ユーロとすることを監査役会に提案する。