被害男性が40分間の追跡---当て逃げの酔いどれのクルマはどこに向かう? 

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16日未明、埼玉県新座市内の市道交差点で、68歳の男性が運転するクルマに後続車が追突する事故が起きた。後続車はそのまま逃走したが、男性はこのクルマを40分間に渡って追跡。警察に引き渡した。

埼玉県警・新座署と、警視庁・石神井署の調べによると、事故が起きたのは16日の午前4時15分ごろだという。新座市片山の交差点で信号待ちをしていた68歳男性が運転するワゴン車に後方から走ってきた乗用車が追突。ワゴン車の助手席に乗っていた19歳の女性が全治2週間程度の軽傷を負っている。

事故後、乗用車はそのまま現場から逃走。フラフラとした挙動でゆっくりと走り、そして明らかに迷走状態にあるクルマを男性は約40分に渡って慎重に追跡。事故現場から数キロ離れた東京都練馬区内で袋小路で立ち往生したことを確認すると警察に通報し、男の身柄を引き渡した。

通報を受けて駆け付けたのは警視庁の警察官だが、埼玉県県内で発生した事故のため、後に埼玉県警に引き渡し、新座署員が業務上過失傷害と道路交通法違反(ひき逃げ、酒酔い運転)の疑いでクルマを運転していた46歳の男を逮捕している。

逮捕当時、この男は泥酔状態で、取り調べに対しては「前のクルマにぶつかったことは何となく覚えているが、酔っていたから気のせいだと思った。詳しくはわからない」と供述しているという。逃げまわっていた際もどこを走っているのか把握していなかったらしい。

《石田真一》

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