警官が職務中に60km/hオーバーで死亡事故を起こす

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20日午後、静岡県大東町内の県道でセンターラインを超えて走行してきた乗用車と軽自動車が正面衝突し、軽自動車を運転していた62歳の男性が死亡する事故が起きた。警察では乗用車を運転していた掛川署地域課所属の20歳巡査を業務上過失致死の現行犯で逮捕した。

静岡県警・掛川署の調べによると、事故が起きたのは20日の午後2時15分ごろ。大東町入山瀬の県道を走っていた軽自動車に、前から猛スピードで走ってきた乗用車がセンターラインを超えて突っ込み、正面衝突するという事故を起こした。この事故で軽自動車を運転していた62歳の男性が胸を強く打つなどして即死した。対向側の乗用車を運転していたのは掛川署の地域課に所属する20歳の巡査で、事故当時は職務中だった。警察では業務上過失致死の現行犯でこの巡査を逮捕している。

警察の調べによると、この巡査は勤務していた交番から約14km離れた掛川署に当直勤務のために戻る予定だった。当直勤務は午後2時45分までに署内へ入る内規になっており、巡査は「遅刻してはいけない」と思い、40km/h制限の道路を100km/h超の速度で走行。その際にハンドル操作を誤って車線を逸脱。正面衝突事故を起こしたとされる。現場のブレーキ痕の状況からも、巡査の運転するクルマは100〜110km/h程度の速度で走っていたことが証明されている。

県警では「官民が死亡事故抑止に向けて努力している中、現職警官が速度超過を起因とする死亡事故を起こしたことは大変残念。県民に心からお詫びしたい」とコメントしている。

《石田真一》

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