無免許運転と自動車盗難が発覚するなら……寒中水泳の方がマシ

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広島県警は23日、無免許運転の発覚を恐れて猛スピードで逃げ回り、クルマ3台が関係する多重衝突事故を起こした19歳の少年を業務上過失傷害と道路交通法違反(無免許運転、信号無視、速度超過)の現行犯で逮捕したことを明らかにした。事故後、クルマが使えなくなると知るや、川に飛び込んでなおも逃走を続けようとしたという。

広島県警・可部署の調べによると、広島市安佐北区内のコンビニエンスストア駐車場に止まっている手配中の盗難車をパトロール中の警察官が発見。近くにいた少年に対して職務質問を行おうとしたところ、少年は警官の制止を振り切って逃走を開始した。

警官はパトカーで追跡を行ったが、少年のクルマは国道54号線を80〜100km/hの猛スピードで逃走。途中数カ所の赤信号を無視し、およそ20kmの距離を逃げ回った。安佐南区緑井の交差点で信号待ちのクルマ数台に進路を塞がれたが、少年のクルマは後方からこの車列に激突。乗っていた3人にケガを負わせたが、自走不能になったクルマを捨てて、さらに走って逃走。警官に後を追われると、近くを流れる川に飛び込んでなおも逃走を続けようとした。しかし、警官数人も川に飛び込むなどして追跡を続行。少年を業務上過失傷害と道交法違反(無免許運転、信号無視、速度超過)の現行犯で逮捕した。

警察の取り調べに対し、少年は「無免許運転の発覚を恐れて逃げた」と供述しているが、自分が乗っていたクルマが盗難車だということについては「知らなかった」と盗難への関与を否定している。警察ではクルマの入手ルートを含め、今後も厳しく追及していく方針。

《石田真一》

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