ニューヨークでは登録更新用紙も収入源に

自動車 社会 社会

アメリカ、ニューヨーク州が、ドライバーから得る財政収入の新たな方法をあみ出し、実施に移した。ドライバーから直接に州が得る収入としては違反切符による罰金が挙げられるが、今回の方法はドライバーの懐を痛めない。

アメリカではDMV(Department of Motor Vehicles=陸運局)が毎年各ドライバーに自動車登録の更新書類を送付し、登録料を徴収する。今回州政府が考えた方法とは、この更新用紙の一部スペースに一般企業の広告を掲載する、というものだ。これによって更新用紙の印刷、郵送などの費用が75万ドル=約8800万円も軽減されるという。

ちなみにアメリカでは自動車免許の取得方法(試験内容)、自動車の登録費用などは州によって定められており、DMVも各州ごとの運営となっている。

ただしアルコール、タバコ、武器などの広告はお断りで、「健全」な広告のみが対象になると言う。とりあえずは実験的に導入されているが、結果次第では今後永久的に導入される。それにしても自動車の登録用紙にまで広告とは、アメリカの合理主義精神の現れ?

《Sachiko Hijikata, US editor》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『エクストレイル』e-POWERの9197台でリコール…発電停止と走行不能のおそれ
  2. 日産『フェアレディZ』の「レトロな仕様」に注目…土曜ニュースランキング
  3. トヨタ『ライズ』、5色のカラフルなフルーツテーマで登場…土曜ニュースランキング
  4. 「初代に立ち戻った感じでよき!」ルノー『トゥインゴ』の新型予想が話題! エンジン車にも期待の声
  5. 【スバル フォレスター 新型試乗】日本車の目覚しい進歩に舌を巻く…中村孝仁
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る