酒気帯び+無免許+信号無視で4人を殺した男、無謀運転は故意だった

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昨年1月、無免許で酒気帯び運転を行い、他車との衝突事故で4人を死亡させて危険運転致死傷罪に問われた男の初公判が25日、大阪地裁堺支部で開かれた。男は友人と遊びに行くことを断られて激怒し、これが原因で無謀な運転を行い、その際に事故が起きたことを認めた。

この事故は2002年の1月10日に起きた。大阪府堺市深井中町の府道で、26歳の男が運転するクルマが赤信号を無視して交差点に進入し、57歳の女性が運転するクルマと出会い頭に衝突した。この事故で衝突された側の4人が死亡。運転していた男は頭などを強く打って意識不明の重体に、助手席に乗っていた男の妻も重傷を負った。男は事故後しばらくは意識不明の状態が続いていたが、昨年12月までにほぼ完治したことから警察が危険運転致死傷容疑で逮捕していた。

警察の取り調べ段階で、この男が事故当時は酒気帯び状態にあり、しかも無免許だったことが発覚している。25日の初公判ではさらに驚くべき事実が検察側から明らかにされた。

実はこの男、事故当日は友人とカラオケに行くはずだったが、それを直前に断られたことで激怒。クルマを運転中にそれを思い出して腹を立て、うさ晴らしをするつもりでクルマを加速させたという。

男は起訴事実を全面的に認めているが、逮捕当時から「あまりに悪質」と判断されてきた行状に、悪質さをさらにプラスする要因が加わったことで、これを裁判所がどう判断するが注目される。

《石田真一》

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