愛知県警は26日、駐車中のクルマを狙って車上荒らしを繰り返していた28歳の日系ブラジル人の男を窃盗容疑で逮捕したことを明らかにした。現段階では被害件数の見当すらついていないが、警察の調べに対しては「毎日やった」と開き直っているという。
愛知県警・瑞穂署の調べによると、この男は昨年10月19日の未明、名古屋市瑞穂区明前町のファミリーレストラン駐車場に止めてあった乗用車の後部ガラスをハンマーのようなもので叩き割り、車内に置いてあった携帯電話入りのデイバッグ(時価1万5000円相当)を盗んだ疑いが持たれている。駐車場に設置されていた防犯カメラが2人の外国人風の男たちが犯行に及ぶシーンをキッャチしており、他の窃盗事件の容疑者としても手配されていた男たちの存在が浮上していた。
逮捕された男は警察の取り調べに対して「毎日やった。どこでどれだけやったのかなんて覚えていない」と供述。今回の同様の手口で車上盗難の被害に遭ったケースは、名古屋市とその周辺部だけでも数千件あり、警察では余罪の追及も含め、今後も厳しく取り調べを進めていく方針。