ラッシュ時にバスの所要時間を5分短縮---広島でPTPS運用開始

自動車 テクノロジー ITS

広島県警は5日、広島市中心部に導入した公共車両優先システム(PTPS)の運用を同日朝から開始したことを明らかにした。

これは路線バスなど、公共交通機関の車両が交差点に差しかかった際、前方の青信号を最大10秒間延長し、交通の流れを円滑にするシステム。広島の場合、広島市中心部を午前7時から9時までの通勤時間帯に通過する89本のバスが当面の対象となっている。

これらのバスが交差点に近づくと、設置されたセンサーがバスであることを認識。前方の信号が青になっている時間を長くして、信号待ちによる停車を極限まで減らすというもの。渋滞の中でもある程度の定時運行を確保することができ、公共交通機関としての利便性が高まるという。

初日の計測では、導入前と比較して全体の所要時間が5分ほど短縮したバスが多く、導入の効果はすでに確認されたとしている。警察では「現在マイカーで通勤している人がバス利用にスイッチしてくれれば道路も空いてくる。そうなってくるとこのシステムはさらに真価を発揮するはず」とコメントしている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
  2. ランボルギーニ、世界29台限定の新型『フェノメノ』登場に大興奮!「めっちゃ好き」「よくやったランボ」と高評価の声
  3. 日産、横浜の「グローバル本社」ビル売却先、米投資ファンドKKRが有力[新聞ウォッチ]
  4. 「日産デザインの勢い、スゴくない?」インフィニティの最上位SUVコンセプトに、SNSでは期待の声
  5. コメリが洗車グッズの新商品を発売、撥水力2倍のカーワックススプレーなど4アイテム
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る