三菱自動車工業の北米子会社の北米三菱自動車は、イリノイ州にある生産工場の能力を現状の24万台から30万台に増強すると発表した。ただ、抜本的な能力増強計画は今夏までに検討する。
同社の北米工場は、フル稼働状態が続いており、増産を検討してきた。具体的な増産の手法については、ダイムラークライスラーの既存工場の活用、イリノイ州の工場の能力増強、新工場建設の3つ。今回は結論を見送って、当面の増産要請に応えるため、一部能力を増強することにした。
今回、北米工場の施設を来年秋に3万6000平方メートル拡張する計画。これによって生産能力は25％増強できる。これに伴う投資規模は20億ドルで、新たに300人の現地雇用に貢献する。
