富士重工業は、車両事業部のカートレーラー事業を子会社でトレーラーやクレーン車、建材、自動車部品などの製造・販売を手掛ける輸送機工業に4月1日付けで営業譲渡すると発表した。
具体的には、富士重が持つカートレーラー事業の製造・販売に関する営業権を輸送機工業に譲渡する。輸送機工業は富士重の持つカートレーラー事業の知的財産権などを取得するとともに、富士重から営業・技術者10人の出向を受け入れる。これまでに販売したカートレーラーのアフターサービスは輸送機工業が引き継ぐ。
富士重のカートレーラー事業は1970年からスタート、累計生産台数は2857台。すでに生産については昨年10月に輸送機工業からのOEM調達に切り替えていた。今回の営業譲渡でグループでのトレーラー事業を一元化してコスト削減を図る。