松下電器産業は2日、北米カーエレクトロニクス事業を統合・再編し、新会社「パナソニック AS アメリカ」を設立したと発表した。松下グループの事業再編の一環で、北米事業の一元化により、同地域での事業強化につなげる。
北米パナソニックカーエレクトロニクス社・アメリカ松下通信工業・メキシコ松下通信の3社を統合し、新会社を発足した。松下グループは国内事業体制を再編し、自動車関連事業を担当するパナソニックオートモーティブシステム社(PAS)を社内分社で設立している。これに連動し、北米の自動車関連事業体制も再構築することにした。
国内の自動車部品産業は、自動車メーカーのグローバル化に対応し、開発・生産体制の現地化を急いでいる。松下は、世界の自動車生産の30%を占める北米でも今後の事業拡大を目指し、窓口の一元化により自動車メーカー各社のニーズに応じる体制を整えた。