【スズキ/オートバックス『ラパン・ベネトン』発表】他メーカーの普通車を売る…どこ?

自動車 ニューモデル 新型車
【スズキ/オートバックス『ラパン・ベネトン』発表】他メーカーの普通車を売る…どこ?
【スズキ/オートバックス『ラパン・ベネトン』発表】他メーカーの普通車を売る…どこ? 全 1 枚 拡大写真

具体的な話は何もなかったが、ここで「大胆な予想」をしてみた。登録車(普通車)を扱う国内メーカーで、業販店という販売システムをすでに持ち、カーオーディオやカーナビのようなオートバックスにとって利益率の大きなオプション品の装着ができる、ということを考えると、1社しか可能性が残らない。

まず消去法でトヨタ、日産、三菱、マツダが消える。トヨタと日産はディーラーの系列化を進めている最中で、業販店の入る余地はないしそのようなシステムも持たない。三菱は販社を統合するリストラの真っ最中。既存店の強化を図ることはしても、拠点拡大に興味を示す可能性は低い。

マツダは『アテンザ』以降、センターコンソールのモジュール化を推進しており、後付けのオーディオを取り付けられない構造だ。この流れは後続の『デミオ』『RX-8』にも受け継がれており、今後も続くと予測される。

ホンダは主力車種をファミリー向けのミニバンなどにスイッチしており、『インテグラ・タイプR』や『シビック・タイプR』、『S2000』などのスポーティ・モデルはすでに特別扱いされている。このため、できれば自社拠点のみで取り扱いをしたいというのが本音だろう。

そう考えると、オートバックスが扱う可能性があるのはスバルということになる。スバルは業販店のシステムを持ち、販売エリアの調整さえできれば既存ディーラーとの競合もない。オーディオ類の取り付けについても汎用性が高い。また『レガシィ』や『インプレッサ』は若い男性にアピールする資格充分。セダン・ワゴンの両車種が用意されるなどバリエーションも豊富だ。

一番重要なのは、オートバックスとしてこの2車種については、オーディオ・ナビ類の取り付けから、アルミホイールの選択まで、これまでの経験から手馴れているということが大きい。経験の少ないクルマを扱うといった不安感もスタッフには生まれないだろう。

以上はあくまで予想の範囲だが、住野CEOはこの予想については否定も肯定もしなかった。輸入車を扱うかもしれないというウルトラCの可能性は残るものの、数年後にはオートバックスオリジナル仕様のスバル車が販売されているかもしれない。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  2. 「本当に世に出るとは」車重わずか1トンで800馬力V12、「超アナログ」スーパーカー…新型車記事ランキング 8月
  3. さらなる人馬一体へ!NDロードスター用「リビルトエンジン」発売、価格は65万7800円
  4. ホンダ『フリード』がニューレトロに!? ダムドが専用ボディキットのデザインを先行公開 発売は2025年冬
  5. メルセデスベンツ『Gクラス』、オープン「カブリオレ」復活へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る