マツダ『RX-8』の開発責任者、片渕昇主査(プラットフォーム・プログラム開発推進本部、第3プラットフォーム・プログラム開発推進室)は、開発の原動力は「スポーツカーが好きだ」というスタッフの気持ちだったという。
スポーツカーが好きでマツダに入社した人は多く、スポーツカーが好きでRX-8の開発に参画した人は多い。それぞれがスポーツカーについて自分の意見をもった人ばかりだったという。片渕主査は「マツダ・スポーツカーのDNAは、人とクルマとが一体になり、ドライバーの意のままにクルマをあやつれること」と定義した。
「スポーツカーとは動きの気持ち良さを追求したクルマだ。マツダのスポーツカーは軽量で動きのいいクルマをめざす」と、片渕主査。