【トヨタ新ハイブリッド】エコカーが見落としていた動力性能を補強

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【トヨタ新ハイブリッド】エコカーが見落としていた動力性能を補強
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新型『プリウス』に採用される「THS II」(トヨタ・ハイブリッド・システムII)では、初代THSを搭載した従来型プリウスが、環境性能を追求するあまり見落としていた(あきらめた?)点を改良している。その最たるものが動力性能だ。

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従来型プリウスは1.5リットルエンジンとモーターの組み合わせによって、システム全体で101PS程度の出力を発生している。エンジンはアトキンソンサイクルを採用しており、現時点でも非常に効率が高いエンジンのひとつだが、モーターについてはプリウスが量産化されたことでさらに進歩している。パワートレインを担当する第4開発センター・ハイブリッド制御開発室の灘光博主査は「1997年当時の技術をベースにしていくにはそろそろ限界が近づいていた」と説明する。

「1997年に現行プリウスが発売されてから今年で6年目になります。当時としては何もかもが試行錯誤の連続でしたが、プリウスが出てきたからこそ進化したり、あるいは新しく生まれた技術もあります。その一部はマイナーチェンジの時点で採用されており、実際にパワーアップやドライブフィールの向上も果たしましたが、ここでさらに上を目指そうということで始まったのが2代目THSの開発でした」と灘さん。

THS IIで採用されているモーターは永久磁石の配置位置を見直してV字型にすることで駆動トルクと出力を向上。従来比で1.5倍の出力(モーターだけで68PS相当。従来型は45PS)を達成している。さらに制御パターンの最適化も図っており、これまでの低速域と高速域に加え、中速域も新たに制御対象とした。中速域を制御対象としたことで、より効率の良い出力管理が可能となり、この部分だけで最大30%の向上となっている。

《石田真一》

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