元公安のテクニックまた炸裂---執行猶予中に車上荒らし

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富山県警は19日、公衆浴場の駐車場で車上荒らしを行おうとしたとして、46歳の男を窃盗未遂で逮捕したことを明らかにした。この男は富山県警の元警部補(現職時は公安課事件係長)で、昨年9月にも車上荒らしで逮捕・起訴されており、現在は5年間の執行猶予中だった。

富山県警・捜査一課、同・八尾署の調べによると、この男は18日の午後9時50分ごろ、婦中町速星にある公衆浴場の駐車場に侵入し、33歳の女性が所有する軽ライトバンの運転席のドアを定規のようなもので開錠。車内を物色していたところを警戒中の八尾署員が発見、現行犯逮捕した。

逮捕された男は富山県警の元公安課事件係長。現職当時の2002年4月ごろから公衆浴場の駐車場に止められたクルマをターゲットに車上荒らしを繰り返し、同年9月6日に張り込み中の捜査員に発見されて窃盗未遂容疑で逮捕・起訴。12月下旬に行われた判決公判では懲役2年(執行猶予5年)の判決を言い渡され、その際には裁判官から「執行猶予が長いので同じことを繰り返さないように」と注意されていた。

男が逮捕されたことで公衆浴場をターゲットとした車上荒らしの被害は無くなったが、今年春ごろから再び目立ち始めた。これまでにも被害が頻発していた公衆浴場をピックアップして張り込みを行った結果、犯行に及ぶ男を発見して逮捕した。

男は犯行への関与を認めているという。

《石田真一》

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