過去に違反逃れ---呼気検査を拒否の泥酔男に血液検査

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北海道警は21日、飲酒運転の疑いがあるにも関わらず、その発覚を恐れて呼気検査を拒んだ29歳の男に対し、裁判所の許可を得て血液検査を実施。その結果から道路交通法違反(酒酔い運転)で逮捕したことを明らかにした。

北海道警は21日、飲酒運転の疑いがあるにも関わらず、その発覚を恐れて呼気検査を拒んだ29歳の男に対し、裁判所の許可を得て血液検査を実施。その結果から道路交通法違反(酒酔い運転)で逮捕したことを明らかにした。

北海道警・倶知安(くっちゃん)署の調べによると、この男は21日の午前2時45分ごろ、倶知安町内の町道交差点で出会い頭の衝突事故を起こした。110番通報によって駆けつけた警察官がクルマからなかなか出てこようとしないで、支離滅裂な言い訳を繰り返す男がかなり酒臭いことに気づき、呼気検査を実施しようとした。しかし、男はあれこれと難癖をつけてこれを拒否。署員がクルマのナンバーから所有者を割り出したところ、クルマを運転していたであろう男は昨年9月に飲酒検問で摘発を受けた際、同様に呼気検査を拒み続け、飲酒運転の可能性が高かったにも関わらず検挙を免れていたことがわかった。

このため、倶知安署では「男の呼気が明らかに酒臭く、相当量のアルコールを摂取している可能性があること」、「言動が泥酔者に特有のものであること」などを理由に、裁判所に血液検査によるアルコール量の測定許可を要求。裁判所がこれに応じて捜査令状を発行したため、男を検挙。病院での血液検査を実施した。

この結果、男からは泥酔相当のアルコールを検出。すでに立って歩けないような状態だったため、道交法違反(酒酔い運転)の現行犯で逮捕している。

身体中に含まれるアルコール濃度を測定する場合、呼気検査よりも血液検査によって測定した方が正確な値がわかるとされているが、飲酒運転の摘発でこれを行う場合には、本人の同意による要求か、裁判所による捜査の許可が必要となる。今回は本人が拒否したために後者の手段が取られたわけだが、検査に必要な血液の限度量は令状にしっかりと明記されており、それをオーバーした採取は違法となる。過去には「血を採られすぎた」ということを理由に警察へ損害賠償を請求した裁判もあり、この際には血液を採取しすぎた過失が認められている。

《石田真一》

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