石油連盟、サルファフリー燃料を2005年から供給へ……低硫黄軽油よりもさらに

自動車 社会 社会

石油連盟は25日、硫黄分を10ppm以下にしたサルファフリー自動車燃料を、2005年から供給することが可能との考えを、総合資源エネルギー調査会の小委員会で表明した、と発表した。

石油業界は、今月から、硫黄分50ppm以下の低硫黄軽油の供給を開始している。10ppm以下の燃料供給は、自動車燃料の低硫黄化をさらに推進するものとなる。石油連盟は、10ppm以下のガソリン・軽油を供給する用意があることを、24日開催された総合資源エネルギー調査会の石油分科会石油部会石油製品品質小委員会で表明した。2005年から一部で、08年からは全面供給が可能とした。

自動車燃料中の硫黄分は、自動車の触媒に作用し、排出ガス浄化性能を低下させるという問題がある。石油業界が、硫黄分がほとんどない燃料の供給を拡大すれば、自動車メーカーの技術開発とあいまって、ディーゼル車のPM(粒子状物質)問題も改善のテンポが早まるものと期待される。

《編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  4. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  5. 朝までこの恐怖に耐えられるか?…三和交通タクシーでいく心霊スポットツアー2025【夏休み】
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る