トヨタ、ロシアでの合弁生産を検討

自動車 ビジネス 企業動向

トヨタ自動車は、将来の有望市場と期待されるロシアでの自動車生産の検討に入った。現地企業との合弁生産の可能性を探る。トヨタは昨年、販売会社「トヨタロシア」を設立して営業のテコ入れを図り、前年の約2倍に相当する8100台を販売、輸入車では4位にランクされている。

ロシアの乗用車市場は、2002年で約150万台と、同じ新興市場である中国とほぼ同じ規模。所得の向上とともに、今後のモータリーゼーション進展が期待されている。外国勢ではすでに米GM(ゼネラルモーターズ)やフォードモーター、独BMW、韓国・現代自動車などがロシア企業と合弁生産を行っている。

トヨタのロシア合弁が実現すれば、同社の欧州生産拠点は英国、フランス、ポルトガル、チェコ(05年生産開始予定)に次いで5番目となる。トヨタは欧州全域での販売強化に乗り出しており、02年は前年比13%増の75万5600台を販売、6年連続で最高記録を更新している。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. アストンマーティンのベビーカー、「ハイパフォーマンスな子育てを」…eggとコラボ
  2. マツダ『CX-90』、3.3ターボSに「プレミアムスポーツ」新設定…米2026年型
  3. フェラーリ『テスタロッサ』復活、新世代電動スーパーカーは1050馬力
  4. レクサス『IS』改良新型、表情一新…2026年発売へ
  5. 【DS N°8 新型試乗】ハンドリングはもはや「賢者」、フランス車の味わいを濃縮した極上の一台…南陽一浩
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る