日本自動車輸入組合が発表した4月の輸入車新車販売台数は、前年同月比8.3%減の1万7738台となり、5カ月ぶりにマイナスとなった。フォルクスワーゲン、メルセデスベンツ、BMWなどが低迷したのが主因だ。
外国メーカー車は、同15.0%減の1万5666台と4カ月連続でマイナスだった。ドイツの主要メーカーの新車効果が薄れて販売が低迷したのに加えて、新車市場全体が落ち込んだため。
日本メーカーの海外生産車は、前年同月と比べて2倍以上の2072台だった。ホンダの『フィット・アリア』やトヨタ自動車の『ヴォルツ』が好調で9カ月連続のプラスとなった。これまでは、日本メーカーの海外生産車が外国メーカー車の落ち込みをカバーしてきたが、さすがに力尽きた。