男の証言「酒に酔っていたから前は見ていない」---3台関係、3人重軽傷

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11日午後、千葉県八街市の国道交差点で、信号待ちをしていた軽トラックに追突後、現場から逃走しようとした乗用車がさらに別のクルマと衝突。その反動で対向車線側に突っ込み、歩道にいた女性3人を次々にはねて重軽傷を負わすという事故が起きた。警察では追突事故を起こした24歳の男を業務上過失傷害と道路交通法違反(酒気帯び運転)で現行犯逮捕している。

千葉県警・佐倉署の調べによると、事故が起きたのは11日の午後1時15分ごろだという。八街市八街の国道409号線と市道との交差点で、右折レーンで信号待ちをしていた軽自動車に後方から走ってきた乗用車が衝突。

乗用車は直後に現場から逃走しようと直進レーンに進んだが、今度は後方から走ってきた別の乗用車が激突。後方から激しく押し出される形となった乗用車はそのまま対向車線側の歩道に向かって突っ込んだ。

当時この歩道には信号待ちをしていた歩行者がいたが、突っ込んできた乗用車は現場に居合わせた3人に直撃した。この事故で30歳の女性と5歳の女児が全身を強く打って重傷。この女性の親類にあたる14歳の女子中学生が軽傷を負った。

現場に駆けつけた警察官が最初に追突事故を起こした24歳の男の息からアルコール臭が漂っていることに気がつき、呼気検査を実施したところ、酒気帯び相当量にあたるアルコールを検出したため、業務上過失傷害と道交法違反の現行犯で逮捕した。

警察の調べに対し、男は「酒に酔っていたこともあり、ほとんど前を見ていなかった。衝突の衝撃に驚いて事故を起こしたことに気がついた」などと供述しているという。

《石田真一》

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