トヨタも参戦、米インセンティブ・レース…ビッグ3惨敗か

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トヨタも参戦、米インセンティブ・レース…ビッグ3惨敗か
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アメリカでの熾烈な自動車販売のインセンティブ合戦が続く中、トヨタもGMなどビッグ3が現在のインセンティブを維持するのなら、同等のサービスを提供する意志がある、と発表した。

2003年3月末までの1年では、トヨタがアメリカ国内で販売したクルマ1台あたりにかけたインセンティブ費用は、2001年の同時多発テロ後にくらべると200ドル以上減少している。しかしリベートやディーラーインセンティブ、0%金利ローンなどを合計すると、前年を20%上回り、1台あたり1000ドル以上の費用がかけられている。

それでも、アメリカ国内の自動車販売におけるインセンティブは、昨年を47.4%も上回っており、平均で1台あたり2508ドル。特にGMでは1台あたりのインセンティブ平均は3402ドルに及んでいる。

3月決算で116億ドルもの黒字を出しているトヨタが本格的にビッグ3を相手にインセンティブ合戦をくりひろげれば、ビッグ3が惨敗する、と予想するアナリストもおり、ビッグ3は警戒を強めている。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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