クルマで来ちゃいけない…。免停期間短縮講習

自動車 社会 社会

北海道警は14日、運転免許停止処分者講習の講習会に自分が運転するクルマで訪れた54歳の男を道路交通法違反(無免許運転)の現行犯で逮捕したことを明らかにした。他の参加者から「講習会にクルマで来た人がいる」と通報があり、発覚した。

北海道警・稚内署の調べによると、この男は同日行われた運転免許停止の処分者講習会に参加。講習会が終了した後、会場の近くに置いていた自分のクルマに乗って走り去った。その様子を別の参加者がたまたま目撃し、「一緒に参加していた人が自分でクルマを運転して帰った」と通報した。

稚内署ではクルマで帰宅した講習者を特定し、この講習者の自宅方向で想定される帰宅コースに検問を設置。警察の読みは見事に当たり、男のクルマは稚内市声問付近の国道238号線で発見。男が受けたのは免許停止期間を短縮する講習だが、当日は免許停止が継続された状態なので無免許扱いとなり、道交法違反の現行犯で逮捕された。

男は警察の取り調べに対して「交通が不便で、クルマに乗っていくしかなかった」と供述しているが、警察では「免許停止の意味がわかっていないのでは?」と呆れている。今回の違反で免停期間の短縮講習を受けた意味も無くなり、男にとってはデメリットしか生じなかった。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ベントレー史上最大のデザイン革命」初のコンセプトEVは、全長5m超えの3名乗りクーペ
  2. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
  3. 公取委、ダンロップに行政処分 全天候型タイヤ「安売り阻止」疑い[新聞ウォッチ]
  4. まさに水上のスポーツカー!ブラバスの「電動ジェットボード」登場、世界77台限定で340万円
  5. 「鈴鹿8耐」最注目のヤマハ車は完全新作の『YZF-R9』! 150万円を切るなら「ブレイクの予感」しかない
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る