パトカー発注はぜひうちに、とGM、クライスラー
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全米の警察でフォードへのボイコット運動が高まっており、年間8万台程度の販売量とはいえ一般へのアピール力が強いパトカーへの参入はGM、クライスラーにとって長年の夢でもあった。
GMでは2004年発売のシボレー『タホ』で6000台程度のシェアを確保したい、としている。タホは、初の高速チェイスが可能なSUVパトカーとして開発された。このほかGMではシボレー『インパラ』でポリスパッケージを販売している。しかし耐久性、室内の広さなどではビクトリアに及ばない、と警察からの評判は今いち。
クライスラーでは『モパー』のポリスパッケージがあるが、来年大型のリアドライブを発売する予定だという。またダッジはパトカーとして長い歴史を持っており、現在『マグナム・バン』を積極的に売り込んでいる、という。
来年以降、アメリカのパトカーに大きな変化が見られるのか、注目。
《Sachiko Hijikata, US editor》