パトカーに体当たりを繰り返した恐るべき13歳少年

自動車 社会 社会

奈良県警は22日、盗難車でパトカーとのカーチェイスを6kmに渡って繰り広げた13歳の少年を道路交通法違反や公務執行妨害の現行犯で逮捕したことを明らかにした。14歳以下であることから釈放し、少年法の規定に基づいて児童相談所に通告した。

奈良県警・生駒署の調べによると、事件が起きたのは22日の午前0時15分ごろ。同署のパトカーが生駒市内をパトロールしていたところ、フラフラと走る軽トラックを発見した。飲酒運転の疑いもあることから、マイクで停止するように呼び掛けた。ところがクルマはスピードを上げ、奈良市内に向けて逃走を開始した。

生駒署員は応援のパトカー派遣を要請。奈良市内に到達する頃には合計3台のパトカーに周囲を囲まれる状態となったが、その間は体当りを繰り返す抵抗をみせた。カーチェイスはおよそ6kmに渡って繰り広げられたが、最終的には進路を阻まれて停止させられた。

容疑車両を運転していたのは、なんと13歳の少年。生駒署は道路交通法違反と公務執行妨害の現行犯で逮捕したが、少年法の規定により14歳以下には刑事罰が適用できないため釈放。同日午前に管轄の児童相談所に通告した。

少年が運転していた軽トラックは京都府城陽市で盗まれたものと判明したが、同署での取り調べの際に少年は「貰ったクルマだ」と供述しているようだ。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタの21車種55型式・計64万6376台にリコール…土曜ニュースランキング
  2. トヨタ『C-HR+』のスバル版、『アンチャーテッド』発表にゲームファンも反応? その理由は
  3. トヨタ「クラウン」「アルファード」など21車種、64万台超の大規模リコール[新聞ウォッチ]
  4. スズキ『ジムニー』が40万円以上もアップ リセールバリュー白書2025
  5. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
  5. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
ランキングをもっと見る