売り先行の展開となり、全体相場は4日ぶりに反落。全面安の中、自動車株はさえない動きとなった。
大手3社がそろって下げた。日産自動車が前日比18円安の875円と4日ぶりに反落し、ホンダ、トヨタ自動車はともに40円安下げた。4月の国内生産はトヨタ、日産が増加しホンダが減少したが、特に材料視されなかった。
マツダは6円安の234円と続落。大手経済紙が「高級車から撤退する」と報じたが、利益確定の売りに押された格好。同社は対ドルより対ユーロでの円安のメリットが大きい特性があるが、外為市場でのユーロ高の動きも買い材料とはならなかった。
こうした中、日産ディーゼル工業、いすゞがしっかり。部品メーカーの市光工業が、GMからの多機能ドアミラーの大量受注を好感され、2円高の230円と反発した。