酔った勢いで他人の家に侵入、クルマを乗り逃げた教頭

自動車 社会 社会

茨城県教育委員会(県教委)は28日、酔った勢いで他人の家に侵入し、庭に止めてあった乗用車を持ち出して乗り逃げた54歳の小学校教頭に対し、同日付けで停職6カ月の懲戒処分を命じ、さらには教諭に降任する分限処分も実施したことを明らかにした。

県教委によると、この教頭は今年3月19日深夜から翌20日未明に掛けての間、大宮町内の民家敷地内に侵入。キーが付いたまま止めてあった乗用車をそのまま乗り逃げした疑いが持たれている。

教頭は19日夜に水戸市内の飲食店で酒を飲み、運転代行を呼んで山方町内の自宅に帰宅しようとしたが、「気がついたら他人のクルマの中で眠っていた」と供述。誰かに借りたクルマかもしれないと思い、自宅まで一度帰宅したが、その後警察に届け出た際に盗難されたものとわかり、窃盗容疑で逮捕・送検された。

検察側では「酔った勢いで持ち出し、罪の意識は薄かったと思われる」と判断し、起訴猶予処分にしている。

県教委では窃盗については検察の判断を支持。「窃盗の意識は無かった」と認めたが、警察が不処分にした飲酒運転については「状況からは飲酒運転を行っていると判断することが適当」と認定。飲酒運転を理由に懲戒処分を実施することを決定したという。

茨城県では昨年秋から県職員に対する飲酒運転の罰則を強化しており、今回の処分もそれに則ったもの。しかし、教頭という職務を考えるなら「停職だけでは足りない」とする声もあり、一般の教諭に格下げするという分限処分も合わせて実施されている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ヴェゼルの正解ホイールはこれだ!RAYS『HOMURA & RSS』の最新“純正適合ホイール”を一気見PR
  2. マツダ、新型電動SUV『EZ-60』を中国発売…約250万円から
  3. スズキの新型ハイブリッドSUV『インビクト』、インド安全性評価で最高の5つ星獲得
  4. GX550がラグジュアリーオフローダーに!レクサスxJAOSxトーヨータイヤ「オープンカントリー R/Tトレイル」は最高の相性だPR
  5. 【ヤマハ YZF-R25 新型】人気の理由は「映えるデザイン」にあり! 進化する「Rの血統」とは
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る