受注ペースは悪くない---強気のホンダ会長

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今年に入って急ブレーキがかかっているホンダの国内販売だが、同社の宗国旨英会長は3日、「(新車の)受注そのものは昨年のこの時期とほとんど変わらない」と述べ、巻き返しは可能との考えを示した。今月には新型『インスパイア』の投入とミニバン『ステップワゴン』の“ビッグマイナーチェンジ”も控えており、系列販社の頑張りに期待をかけている。

宗国会長は、昨年は5月ごろまで『フィット』を中心にした受注残が高水準だったため、新車販売(登録)も極めて高いレベルになったと説明。ここ数カ月の販売は、その反動がでているものの、受注自体は昨年同期とほぼ同じペースで推移していると強調した。ホンダの今年1〜5月の新車販売は前年同期に比べ18.6%落ち込んでいる。だが、早い時期に歯止めがかかると見ている。

宗国会長は長年、国内と北米での営業に従事してきただけに、最近の国内の低調ぶりに頭を痛めているのも事実。「受注状況」への注目は、国内営業部隊への「萎縮するな」とのメッセージでもあるようだ。

《池原照雄》

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