【めざせITSリアルビジネス】普及のカギは…定額料金

自動車 テクノロジー ITS
【めざせITSリアルビジネス】普及のカギは…定額料金
【めざせITSリアルビジネス】普及のカギは…定額料金 全 1 枚 拡大写真

インターネット協議会の前身は、経済産業省傘下の財団法人、自動車走行電子技術協会が99年に実施した「プローブカープロジェクト」がきっかけだった。

その後、経産省の補助金がつき、2001年度には慶応大、トヨタ自動車などが名古屋と首都圏でタクシー1640台を使った大規模な大規模なプローブカー実証実験を実施。タクシーの速度やワイパー情報を道路状況の把握に活用するとともに、利用客に対するショッピングなどの情報提供実験を行った。

この実験では、理論的に無限に近いアドレスを割り振ることのできる「IPv6」を使った。この結果、サービスの有効性やIPv6を経由した接続にも成功。この仕組みを発展させてビジネスにつなげよう、と同協議会ができた。これまでにプローブカーのほか、IPv6を使った「デジタルMCA」や「車両位置把握」、「緊急警報」などの実証実験を実施した。

村井教授によると、インターネットITSのキラーコンテンツの一つは「ストリーミング配信」という。ただ、このビジネスモデルの普及には、「定額料金を前提とした無線ネットワークの確立」(村井教授)が欠かせないという。

村井教授は協議会講演のなかで「定額料金になれば必ず自動車は全部ネットワークでつながる」と強調、通信キャリアらに対し、インターネットITSを普及させるため戦略投資の必要性を訴えた。

《編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「マジで来ちゃった!」中国ミニバンの日本導入発表に、SNSでは驚きの声「よく作り込んでる」「加速がすごい」など話題に
  2. 60fpsの超滑らか映像、“全部入り”純正ミラー交換型デジタルルームミラーが登場
  3. “立駐ドリフト”で話題になったあのクルマをホットウィールで完全再現!映画『ワイルド・スピード』の最新シリーズをゲットせよPR
  4. 中国製高級ミニバンが日本初上陸、『ZEEKR 009』を国内販売へ…ジャパンモビリティショー2025
  5. 新型センチュリーは2ドアに、レクサス『LS』は6輪ミニバンに大変身…土曜ニュースランキング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る