【補助動力付きスクーター/スケーター問題】国民生活センターが動く!!

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国民生活センターは6日、電動(補助動力付き)キックスケーター/スクーターに関する苦情が増加していることから、「公道走行が可能である」として販売されている4商品を実際に購入して実施してきたテストの結果を明らかにした。

この結果、道路運送車両の保安基準で定めた装備を有していないばかりか、制動性能が弱くてブレーキのみで制止できない、坂道発進する性能がないなどの問題点が明らかになったという。

今回のテストはPIO-NET(全国消費生活情報ネットワーク)に対し、補助動力付きキックスケーター/スクーターに関する相談や苦情が増えていることから実施が決まったもの。PIO-NETの発表によると、1998年度までは0件だったこれら商品に関する苦情が1999年度以降は徐々に増加。2002年には71件の相談や苦情があり、1999年からの累計は76件に達した。

寄せられた相談・苦情は販売側に対するものが目立っており、最も多かったのは「免許がいらないということで購入したのに、警察から“免許なしでは乗ることができない”と注意を受けた」というもの。「無免許で大丈夫」など、販売店側の説明に明らかな不備があったと考えられる相談件数は48件に達している。

サドルが付いているスクータータイプのものは、購入者自身も「公道を自転車のように無免許で走ることができる便利な乗り物」と判断して購入しており、使用中に警察から「これは原付バイクと同じだ」と注意され、「警察の言っていることは正しいのですか?」と、確認の意味で問い合わせてくるといったケースが大半を占めていたようだ。

《石田真一》

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