国道に設置されたオービスが炎上

自動車 テクノロジー ITS

10日未明、兵庫県芦屋市内の国道43号線で、道路の中央分離帯に設置されていたオービス(速度違反自動取締機)が燃えているのを通行人が発見、警察に通報した。筐体の上には油を含まれた布が被せてあり、警察では悪質な放火事件と断定して調べを進めている。

兵庫県警・芦屋署の調べによると、事件が起きたのは10日の午前0時45分ごろだという。芦屋市精道町付近の国道43号線を歩いていた通行人から「中央分離帯にある機械が燃えている」という内容の119番通報が芦屋市消防局に寄せられた。

消防車が現場に急行したところ、中央分離帯に設置されたオービスの筐体に布のようなものが被せられ、それが燃えていたという。火はすぐに消し止められたが、現場付近では車線規制が1時間に渡って行われ、通行に支障をきたす状態となった。

オービスは高さ3mあまりの支柱の上に、118cm×42cm×94cmの筐体が乗っているスタイルとなる。布は筐体の上に被せられており、灯油かガゾリンのような可燃性の油を染み込ませていた。火はこれに着けられていたと見られ、筐体の鉄製カバーが焼け焦げた状態となっていた。

高さもあり、容易に布が載せられるような状態ではないことから、警察ではオービスの破壊を狙った悪質な放火事件と断定。放火と器物損壊容疑で犯人の行方を追っている。

現場は片側3車線の比較的交通量の多い道路で、中央分離帯に設置されたオービスに接近して作業をしていた場合、その様子を目撃していたドライバーはかなり多いのではないかともみている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
  2. 日産、スーパーハイト軽自動車『ルークス』新型を先行公開、160万円台から秋頃発売へ
  3. ランボルギーニ、世界29台限定の新型『フェノメノ』登場に大興奮!「めっちゃ好き」「よくやったランボ」と高評価の声
  4. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
  5. 日産、横浜の「グローバル本社」ビル売却先、米投資ファンドKKRが有力[新聞ウォッチ]
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る