車検切れ、無保険を恐れて事故現場から逃走した男

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青森県警は11日、車検切れのクルマを運転中に他車と正面衝突する事故を起こした38歳の男を業務上過失傷害と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕したことを明らかにした。今後は無車検、無保険運行の容疑でも調べを進めていくとしている。

調べによると、問題の事故が起きたのは10日の午後3時30分ごろだという。黒石市上十川長谷沢付近の市道で、54歳の女性が運転する軽自動車が、前方から走ってきた乗用車と正面衝突した。この事故でクルマを運転していた女性と、同乗していた24歳の女性が腕や首などに全治10日程度の軽傷を負った。

ぶつかってきたクルマはそのまま現場から逃走したという。そのクルマは道路中央をずっと走っており、被害を受けた女性は「すれ違える程度の幅は開けてくれるだろう」と思って進行したが、クルマは進路を変えることなく、そのまま真っ直ぐ突っ込んできたという。

警察ではひき逃げ事件として捜査していたが、事故から30分ほど後に黒石署に「自分がぶつけた」と電話を掛けてきた男がおり、事故当時を語った供述内容が被害者の証言と一致したため、この男を逮捕したという。

警察の調べに対して男は「クルマの車検と自賠責保険は切れており、事故でそれらが発覚するのを恐れて逃げてしまった」などと話している。警察ではひき逃げ容疑だけではなく、無車検車運行や無保険車運行の各容疑でも男を追及していく方針だという。

《石田真一》

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