チャイルドシートにも「格付け」始まる

エコカー 燃費

アメリカのNHTSAは、初めてチャイルドシートの装着のしやすさ、安全性などを格付け評価し、発表した。自動車の安全性などと同じ5つ星を最高としたレーティングで、人気メーカーのものなど68のチャイルドシートが対象。

その結果、グレコ社の「コンフォートスポーツ」というシートが、評価対象となった5つのカテゴリーすべてで5つ星を獲得、「アメリカでもっとも装着がしやすく安全なチャイルドシート」となった。また68のチャイルドシートのうち「きわめて装着が難しい」「安全性が確認できない」とされたものはなく、全体的に見てチャイルドシートそのものに不具合は認められなかった。

チャイルドシートを装着している子供が事故などで死亡するのは、装着の方法が難しく親が不適切な装着をしているため、という調査報告もあり、NHTSAや警察では今後も正しいチャイルドシート装着の方法などを教育するキャンペーンを続けるという。今回のNHTSAが調査対象とした68のチャイルドシートはアメリカで発売されているものの95%をカバーしており、今後も定期的に安全性などが試される。

しかし一方で、IIHS(アメリカ保険会社による道路安全機構)は、アメリカで2002年からすべての車に義務付けられたチャイルドシート用のアンカーラッチが必ずしも装着の安全につながっていない、という調査レポートを出している。問題はアンカーの位置がクルマによってはチャイルドシートから遠く、装着が困難なことなどで、チャイルドシートをめぐってはまだまだ議論が続きそうだ。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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