国土交通省は17日、首都高速道路公団、本州四国連絡橋公団のトップ人事を発令した。首都公団は旧建設省から天下った橋本鋼太郎氏(62)が再任されたが、本四公団は、住友信託銀行などを今春から本四公団の顧問を務めていたた堀切民喜氏(71)が総裁に就任した。
国交省は民間人の起用で道路関係4公団民営化推進委員会の提言に応じた格好だが、民営化委が強く求めている藤井JH総裁の更迭には依然として応じていない。藤井総裁は公団内部の“改革派職員”の左遷に踏み切ったが、若手職員やOBなどから異動撤回を求める動きも出ており、苦しい立場に追い込まれそうだ。