【新型ホンダ『インスパイア』発表】ベンツ、トヨタに続きホンダもプリクラ搭載

自動車 ニューモデル 新型車
【新型ホンダ『インスパイア』発表】ベンツ、トヨタに続きホンダもプリクラ搭載
【新型ホンダ『インスパイア』発表】ベンツ、トヨタに続きホンダもプリクラ搭載 全 2 枚 拡大写真

プリクラッシュセーフティ、いわゆる予知安全技術が最近話題になっている。メルセデスベンツが『Sクラス』に採用したのを皮切りに、トヨタが『ハリアー』で搭載、ホンダも『インスパイア』でそれに続いた。

他社と比べてホンダのシステムの進歩している点について、本田技術研究所・栃木研究所の小高賢二研究員は「他社のはブレーキのアシストはしますが、クルマが自動的にブレーキを掛けることはしません。インスパイアでは危険度によっては急ブレーキをかけます」と説明する。

インスパイアの“プリクラ”は、Sクラスのように車両の加速度センサーなどから危険を察知するのではなく、ハリアーと同様ミリ波レーダーを使って対象物との距離を監視しており、危険度に応じて以下のように作動する。

第1段階:ブザーと表示によってドライバーに警告

第2段階:軽いブレーキングとシートベルトの弱い引き込みによって警告

第3段階:急ブレーキ(およそ0.6G)に加え、シートベルトを強く引き込み、操作支援と被害軽減を図る

間違えてはいけないのは、これはドライバーがブレーキに触れなくても停止しようとするしくみだが、完全自動ブレーキではないということだ。

小高研究員はこう説明する。「わき見運転や携帯電話の操作が事故の原因になっているケースが多いんです。このような場面でドライバーに危険を知らせて、事故を回避するのが目的です」

最終的な被害を軽減するのはもちろん、まずはドライバー自身による危険回避を促すのが先、ということだ。

《》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
  2. BMW『8シリーズ』初代オマージュの「エディション M ヘリテージ」登場、世界限定500台
  3. マイバッハ初の2シーターオープン「SL 680 モノグラム」米国発売へ、約3315万円から
  4. トヨタの新型EV『アーバンクルーザー』をくまなくチェック!…詳細画像記事ベスト5 2025年上期
  5. ニックネームは“赤いコスモ”、50年前に登場した2代目ロータリースポーツ【懐かしのカーカタログ】
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る