トヨタ、呉越同舟の中国戦略---広州汽車と合弁へ

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トヨタ、呉越同舟の中国戦略---広州汽車と合弁へ
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トヨタ自動車が中国生産を拡充するため、ホンダの合弁パートナーである広州汽車(広東省)と合弁交渉していることが明らかになった。トヨタは上海汽車と並ぶ最大手メーカーの第一汽車と包括提携しているが、広大な中国で市場開拓には複数メーカーとの提携が不可避と判断、広州にも生産拠点を築くことになった。

トヨタは、昨年10月から天津豊田で小型車『ヴィオス』の生産を始めたばかりで、今後、第一汽車と『カローラ』など4車種の共同生産を進める。しかし、それでも2005年時点での生産能力は15万台規模。中国で中期目標の「シェア10%の確保」(豊田章男専務)を達成するには、新たな供給力が必要となっていた。

交渉がまとまれば、トヨタは米国版と同仕様の『カムリ』を生産する見通し。ホンダは広州ホンダで現在『アコード』と『オデッセイ』を生産しており、9月には小型セダン『フィット・サルーン』も加える。ホンダによると『アコード』は常時、受注残を抱える人気となっており、トヨタは対抗車『カムリ』で追い上げる構えだ。

《池原照雄》

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