中国市場は複雑怪奇…欧州のメーカーも苦戦

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中国市場は複雑怪奇…欧州のメーカーも苦戦
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トニー・ブレア英首相の中国訪問は、イラク問題でこじれた外交面の修復だけではなく、ビジネスの面でも、両国の関係を深めようという狙いがあった。急成長を続けている中国市場に進出するために、ブレア首相とともに、英国系の石油、金融、薬品の各社の代表が訪中している。

しかし、イギリスの自動車メーカー、MGローバーグループにとっては、中国市場への進出は、厳しい面があったようだ。というのも、MGローバーは、2年前に、華晨中国汽車控股(ブリリアンス・チャイナ・オートモーティブ・ホールディングス)と提携、双方の会社で生産した車を、双方の市場で販売することをめざしていた。

しかし、MGローバーが先日発表した新車『シティローバー』はインドのタタ社製。これは、華晨中国汽車との提携が事実上破綻したことを意味している。

この華晨中国汽車という会社は、もともとは西洋流の経営を学んだ仰融(ヤン・ロン)氏が設立した会社だが、本社のある遼寧省政府が、昨年秋、同氏を詐欺罪で逮捕しようとしたため、同氏はアメリカに逃亡。最近の英『フィナンシャルタイムズ』紙のインタビューでは、同氏は無実を主張している。

一方、遼寧省政府の管轄下に入った同社は、昨年秋に突然、仏ルノーとの提携を解消したかと思うと、今年3月には、独BMWとの合弁計画を打ち出すなど、経営方針が二転三転している。こうした事実は、欧米のビジネス常識では考えられないことが発生する中国に進出するのが、いかに難しいかを物語っている。

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