怖くなって逃げちゃいました---軽微な事故だけど指名手配

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警視庁は25日、ダンプカーを横転させ、薬局の店頭に突っ込ませる事故を起こしながら、そのまま現場から逃走していた30歳の男を業務上過失傷害と道路交通法違反(無免許運転)の容疑で逮捕したことを明らかにした。事故直後から所在がわからなくなり、警察が指名手配まで行って行方を追っていたという。

警視庁・赤羽署の調べによると、問題の事故は今月11日に発生している。同日の午前11時50分ごろ、北区赤羽2丁目付近の国道122号線で、区道に向かって左折しようとしていたダンプトラックが減速しきれずにバランスを崩して横転。道路沿いの薬局に突っ込んだ。

薬局は片側3車線の道路の南側にあるが、横転したダンプトラックは歩道を遮るように直角に倒れ、その前部約1mが薬局の店内に侵入していた。当時この薬局の店内には82歳の女性客と従業員の男性がいたが、トラックが破壊したドアガラスなどが女性を直撃し、女性は軽い切り傷を負った。

トラックは運転席を下側に倒れたが、運転していた男は事故後に運転席のガラスを内部から叩き割って脱出し、現場から逃走。そのまま最寄りの地下鉄駅から電車で逃げたらしい。

警察では事故を起こしたトラックのナンバーから30歳の男が運転していた可能性が高いとして、業務上過失傷害容疑などで指名手配をして男の行方を追っていたが、25日までに立ち寄り先に現れた男の身柄を確保。同容疑で逮捕している。

警察の調べに対し、男は「無免許の発覚を恐れて逃げた。事故の様子をテレビで見て、とんでもない事故を起こしたとさらに怖くなって逃げ続けてしまった」などと供述しているという。警察では「形態としては軽微な事故だが、逃走するという行為が悪質なので指名手配した。男は自分が手配されたことを知らなかったようだ」と話している。

《石田真一》

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