日産自動車が発表した2003年上半期の生産・販売・輸出実績によると、グローバル生産は前年同期比11.3%増の24万8429台となった。国内生産、海外生産、国内販売、輸出がそろってプラスとなり、好調に推移した。
国内生産は同10.6%増の73万4934台。国内向けの『ティアナ』や『キューブ』、国内と北米向けの『フェアレディZ』(北米名『350Z』)が好調だったほか、北米向けに輸出している『ムラーノ』やインフィニティ『FX45/FX35』が好調だった。
国内販売は同7.5%増の41万2174台と順調に推移した。ティアナ、キューブ、フェアレディZや『スカイライン』が順調だった。国内登録車シェアも0.7ポイント上がって19.7%だった。
輸出は同12.1%増の33万7552台と2ケタの伸び。北米向けムラーノやインフィニティFX45/FX35、インフィニティ『G35』などが好調だったほか、欧州、中近東、アジア向けの『エクストレイル』も好調だった。
海外生産は同3.1%増の70万727台だった。米国は、『マキシマ』の生産を米国に切り替えたほか、『アルティマ』が好調だったが、『フロンティア』、『エクステラ』が減少し、同3.2%減となった。しかし、『プリマスター』の好調なスペイン、新型『マイクラ』が立ち上がった英国、中国などが好調だった。