赤信号を無視してパトカーにアタック

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29日未明、熊本県益城町内の県道交差点で、不審者が侵入したとの通報を受けて現場に急行中のバトカーと、信号無視のクルマが出会い頭に衝突。パトカーが押し出される形で電柱に激突して大破、運転していた56歳の巡査部長が重傷を負うという事故が起きた。警察では信号無視したクルマを運転していた19歳の少年を業務上過失傷害と道路交通法違反(信号無視)の現行犯で逮捕している。

熊本県警・御船署の調べによると、事故が起きたのは29日の午前2時30分ごろだという。「小学校の敷地内に不審者が侵入した」との通報を受け、現場に向かっていた御船署・地域課のパトカーが益城町惣領の県道交差点に差し掛かった際、左側から飛び出してきた乗用車がパトカーの左前部を直撃した。

飛び出してきたクルマの速度が速かったため、パトカーは対向車線側で弾き飛ばされるように逸脱。道路脇の電柱に運転席の側面部分が激突した。この事故でパトカーを運転していた同署所属の56歳巡査部長が足の骨を折って重傷。同乗していた別の54歳巡査部長と、乗用車を運転していた19歳の少年が共に軽傷を負った。

現場は信号機のある交差点で、パトカー側が青信号だった。パトカーは不審者が侵入したとされる小学校に近づいたため、接近を悟られないようにするためサイレンを事故直前に切っており、事項当時は赤色灯のみを作動させた状態で30km/h程度のスピードで走っていた。

少年のクルマは60km/h近いスピードで赤信号の交差点に進入しており、明らかな信号無視だったという。助手席にいた巡査部長も乗用車の接近には全く気づかなかったと供述しており、衝突後は何が起きたのかさえしばらくわからない状態だったらしい。

警察では乗用車を運転していた少年を業務上過失傷害と道交法違反容疑で現行犯逮捕し、事故当時の状況などについて取り調べを進めている。

《石田真一》

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