30日、最後のVW=フォルクスワーゲン『ビートル』がメキシコのプエブラ工場をラインオフした。全世界累計2152万9464台目のビートルとなる。この最後のビートルはドイツ、ウォルフスブルクのアウトムゼウム(オートミュージアム)に展示される予定。
メキシコ時間の午前9時5分、生産ラインが停止し、1945年以来の歴史に終止符が打たれた。ビートルは世界20カ国以上で生産され、ドイツ国内の製造は1978年に終了、近年はメキシコのみで製造が行われていた。
最後のビートル3000台は、最高出力34kWの1.6リットルエンジンを搭載する車体色アクエリアスブルーの「ウルティマ・エディシオン」(最終エディション)と呼ばれ、グローブボックスリッドの「ウルティマ・エディシオン」のエンブレムはじめ、最終モデルにふさわしいメイクアップが施されているが、すでに完売状態。