消防車と救急車は米軍基地内をショートカットしてオッケーです

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沖縄市(沖縄県)は5日、沖縄市消防本部が所有する消防車や救急車が非常事態発生時に嘉手納基地内の道路を使い、反対側へショートカットできるという協定をアメリカ軍との間に締結したことを明らかにした。これまでは基地内の道路を使うショートカットは許されておらず、基地を半周する形で走ることを強いられていた。協定は即日発効している。

沖縄市によると、嘉手納基地内の通行が許可されたのは沖縄市消防本部に配置されている消防車や救急車など合計27台。嘉手納基地は周囲18kmという広大な敷地面積を持つが、これまで同本部から嘉手納町、北谷町へ緊急車両が向かうためには基地を迂回するように一般道を通行しなくてはいけないため、到着までに時間がかかっていた。

今回の協定締結によって、登録されている緊急車両は基地内の道路をショートカットするように進行できる。基地内道路を利用した場合には、一般道を経由する場合の半分程度の所要時間で済むと予想されており、実効性が非常に高い。

同様の協定締結は2001年4月から開始されており、沖縄県内ではすでに4つの基地で緊急車両の通過が認められているが、嘉手納基地は規模も大きく、その重要度も高いことからこれまで協定締結が見送られてきた。

協定書は来年の7月末まで有効で、以後は1年ごとに更新手続きを進めていくという。

《石田真一》

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