建設重機を使ったATM強盗は18人グループの犯行だった

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神奈川県警は6日、2001年末から2002年に掛けて相次いで発生した建設重機による金融機関のATM(現金自動預払機)破壊・現金盗難事件について、東京、神奈川、静岡、千葉など関東の1都5県で発生した全57件のうち、およそ8割に当たる44件を同一のグループが起こしていたことを明らかにした。被害総額は約8億1000万円に上るという。

これは神奈川県警・捜査3課の調べで明らかになったもの。建設重機で金融機関の無人店舗を破壊し、ATMを持ち去るという事件は2001年末から神奈川県内で目立ち始め、2002年の夏からはそれが本格化。無人店舗が次々に襲われるという被害を出した。

いずれの事件でも破壊に使用する建設重機を現場近くで“現地調達”し、犯行後はそのまま放置して逃げるという、大胆な犯行を繰り返した。

関東の1都5県では2002年末までに同様の事件が57件も発生しているが、後の調べでこのうち44件に34歳の男をリーダーとする窃盗団が関わっていたことがわかっている。犯行グループはこの男を筆頭に、暴力団関係者や暴走族メンバーなど18人で構成。それぞれが得意分野を生かす形で綿密に役割が分担されていたとみられる。

一味は昨年末にメンバーの数人が逮捕されたことをきっかけに、これまでに12人が逮捕されている。完全な行方不明は1人のみで、残る5人は所在の確認が取れており、事情聴取を順次行っている段階だとしている。

ATM本体や店舗を除いた被害総額(ATM内に収まっていた現金の総額)は約3億1600万円とみられているが、このカネは参加したメンバーに分担されていたという。

《石田真一》

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