フォードグループがリンカーン『ナビゲーター』の1クラス下のSUVとして投入した『アビエイター』だが、年間3万5000台という販売目標の半分にも及ばぬ苦戦ぶりで、ついにモデルが廃止されることとなった。
ディーラーなどによると、アビエイターはナビゲーターとフォード『エクスプローラー』との中間のような中途半端なスタイルに加えて、価格が高すぎることでユーザーの不評を買ったという。
中型のSUVを投入してフルラインアップにしようとしたフォードグループだが、戦略が外れた、というところか。アビエイターは今後、マツダ『6』(日本名『アテンザ』)のプラットフォームを流用した乗用車ベースのスポーツワゴンとして復活し、07年頃から販売が始められる予定だという。