【新BMWデザイン考】『Z4』はアートなクルマ……松井孝晏

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【新BMWデザイン考】『Z4』はアートなクルマ……松井孝晏
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★新型5シリーズの「目」は他車撃退のサイン!

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今のBMWの顔は『3シリーズ』だ。特に1982年に発表された2代目3シリーズは日本のバブルの時代とも重なり、若い女性が助手席に乗りたいクルマのナンバーワンとしてBMWブランドを不動のものとした。そんな訳で3シリーズの陰に隠れた『5シリーズ』は地味な立場を強いられてきた。しかし8年ぶりにフルモデルチェンジされた5代目が、いよいよ桧舞台に登る!!!

新型5シリーズはスチールとアルミのハイブリッドボディ、アクティブ・ステアリング、ランフラット・タイヤ……とさまざまな技術的工夫をしてはいるが、いずれも突出していない。やはり、商品企画の目玉はデザイン!!、ということになる。

ボディサイドはシンプルな折れ線のキャラクターラインの構成、個性の強いフロントランプと厚みのあるトランクのデザインは高級感と存在感が増した。新型『7シリーズ』とのファミリー性を打ち出している点では頼もしさを増しているが、これまでのような分かりやすいスポーティネスはない。

好評な3シリーズのデザイン路線から決別して、なぜあえてBMW『Z4』のデザイン路線を選択したのか? 意図を詮索したくなる。

まずは特異なヘッドライトに目が止まる。実はこのようなデザインは初めてではなく35年前に発表されたBMW『2000CS』もヘッドライトに特徴があった。当時のドイツ車のなかで最も粋(いき)で前衛的なデザインと言われ、メルセデスベンツのオーナーを振り返らせたモデル。その再来を狙ったのであろうか? 

このヘッドライトの眼つきは歌舞伎の隈取を連想させる。悪人を退治するスーパーヒーローさながらの形相は、BMWの競合他車撃退のサインなのかもしれない。

2/3★ちぢみ志向を打破する“アートなクルマ”…Z4
3/3★HPとIQは反比例する、なんて

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《松井孝晏》

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