パトカーから男性が飛び降り---いったいなぜ?

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19日未明、兵庫県姫路市内の市道で、パトカーの後部座席に乗っていた26歳の男性が窓から飛び降りた。男性は病院に収容されたが、頭などを強く打って間もなく死亡した。警察では男性が発作的に自殺したものとみて、動機などを調べている。

兵庫県警・飾磨署の調べによると、事件が起きたのは19日の午前1時40分ごろだったという。同署に横領被害の届け出を行いに訪れた26歳の男性を自宅までパトカーで送っていたところ、この男性が「ここから飛びおりたろか…」とつぶやいた後、換気のために開けられていた窓から身を乗り出し、そのまま転落した。

男性が飛び降りる直前、運転していた警察官が異変に気づいて急ブレーキを掛けたが減速は間に合わず、男性が転落した際には40km/h程度の速度が出ていたとみられる。男性は頭を路面に叩きつけるような状態で転落しており、病院に収容されたが間もなく死亡が確認された。

この男性は18日の午後11時ごろ、飾磨署に対して「以前の職場の同僚が自分の所有物を横領して返してくれない」という連絡をしてきた。同署員2人が男性の自宅に出向いたが、調書を取る必要があると判断したため同署に連れて行ったという。

2人の警察官は共に前部の座席に乗っており、後部座席には男性1人しか乗っていなかった。これについて同署では「容疑者でないため、後部座席に警察官を同乗させる必要はないと判断した」と説明している。警察では男性が飛び降りた動機などを調べていくとしている。

《石田真一》

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