おれおれ詐欺の被害止まらず

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警視庁は25日、子供や孫を装い、高齢者宅に電話を掛けて現金の振込みを要求する、いわゆる“おれおれ詐欺”が8月に入ってから増加していることを明らかにした。

今年に入ってから東京都内だけでも未遂を含めた場合には約600件の事件が報告されているが、18日から24日までの間に同44件の発生が新たに確認された。手口はさらに巧妙化し、言い訳のネタも徐々に増加しつつあるという。

これは警視庁・捜査二課が発表したもの。いわゆる“おれおれ詐欺”は昔から存在していたが、目立つような形で急増したのは今年に入ってから。1月1日から8月24日までの間、警視庁管内(東京都内)だけで585件の通報が寄せられており、被害総額は約3億6000万円に達している。

これまでに2グループ18人を詐欺容疑で逮捕しているが、模倣犯は増加の一途。先週だけでも44件、約3700万円の被害を出してしまった。

犯人が言い訳に使うネタも徐々に増えつつあり、現在も断トツのトップは「交通事故を起こしてヤクザから高額な賠償を請求された」とか、「保険屋を通さずに示談で済ませたいから」という交通事故の発生を騙ったものが大半。

だが、今月に入ってからは「知人の女性を妊娠させた」というものや「悪徳金融の借金取りに追われている」、「催眠商法に引っかかった」など、新手の言い訳も確認された。

事件の発生が広く報道されることで現金を振り込んでしまうことは減少しつつあるが、報道された内容から犯人側が手口を巧妙化させたり、失敗しないように対策を取っているのでは…とも推測できるという。

正にイタチごっこの様相だが、警察では「こうした被害があるということを地道にアナウンスしていくしかない」とコメントしている。

《石田真一》

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