トヨタ自動車の国内営業担当である笹津恭士専務は、1日の新型『プリウス』の発表会見で、国内販売計画について「最初の1年は、月平均5000台くらいやる」と、強気の計画を表明した。発表資料では国内計画を月3000台としているが、これはモデルサイクルを通じた平均であり、スタートダッシュをかける構え。
トヨタは新型プリウスを、従来のトヨタ店だけの扱いからトヨペット店を加えた2系列扱いとし、ハイブリッドの普及を加速させる方針を明確にしている。旧モデルは、平均で月1000台レベルに止まっており、モデルサイクルを通じて3倍の販売を目指すことになる。
笹津専務は、「さまざまな先端技術の装備も充実したうえで、普及モデルの価格は3万円下げて218万円としたので、お買い得感もある」と、価格面でも顧客に受け入れられるとの考えを示した。また、「ハイブリッド車というよりも、普通のクルマとして選んでいただけるレベルに仕上がった」と、アピールした。