運転手を事故不申告容疑で送検---JRバス飲酒運転

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ジェイアールバス関東・宇都宮支店に所属する32歳の運転手が路線高速バスを飲酒運転し、神奈川県内の東名高速で接触事故を起こした事件で、神奈川県警は1日、この運転手を道路交通法違反(安全運転義務違反、事故不申告)容疑で書類送検した。

これまでの調べによると、この運転手は8月18日の午前8時15分ごろ、東京発大阪行きの路線高速バス「東海道昼特急1号」を運転し、神奈川県山北町山北付近の東名高速下り線を走行中、このバスを追い越そうとした51歳の男性が運転するクルマの進路を妨害する形で衝突事故を起こした。

男性のクルマは進路を塞がれバスの右後部に衝突し、その後にスピンを起こし、さらに側壁に衝突するなどして大破した。男性はクラクションを鳴らすなどして事故の発生をバスに知らせたが、バスはそれを無視して逃走したという。

運転手は警察の取り調べに対し、「衝撃も感じ、クラクションが鳴らされていることにも気づいた」と、かなり早い段階で事故に気づいていたことを自供している。だが、飲酒運転の発覚を恐れて逃走してしまったという。

事故時点での飲酒運転についても運転手は認めているが、アルコール検知は静岡県内に入ってから実施されており、事故時のアルコール量は推定量となり、確固たる証拠ではないため、送検時の容疑は容疑が確実な事故不申告を中心としたものになった。

《石田真一》

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