トヨタグループの工場、9日はOKだが…

自動車 ビジネス 企業動向

新日鉄名古屋製作所のタンク爆発事故の影響で8日の残業を停止するトヨタ自動車は8日、9日は稼働するものの、残業については同日午後までに判断する方針を明らかにした。また、10日以降の稼動については8日夕刻に決める予定だが、操業停止の可能性は少ないと見ている。

8日に残業を停止するのはトヨタとトヨタ車体、ダイハツ工業などグループ8社・15工場。残業での生産量は、1日の生産量の1割程度を占めるという。トヨタは事故の発生を受け、木下光男専務(生産管理・物流本部長)を本部長とする対策本部を設置、日々の対応を検討している。

グループは事故のあった名古屋製作所からの鋼材調達が多く、トヨタ生産方式によって各社の在庫も少ないことから、8日の残業を見合わせる事態となった。9日の残業は同日に決めるという異例の対応となるが、柔軟に対応できる現場従業員を抱えるトヨタならではの“綱渡り”ともいえる。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ハイエースの牙城を崩すか、個性的デザインの「EVバン」が日本上陸…キア『PV5』発売は2026年春
  2. スズキが新型「軽EV」を世界初公開へ、2026年度内に量産化、軽商用EVも…ジャパンモビリティショー2025
  3. ヤマハ発動機が新型3輪オープンカー、「AIで成長する」2輪車を世界初公開! 大型EVバイクなど16モデルずらり…ジャパンモビリティショー2025
  4. 寂しさ45%、読者の感情:レクサス『LS』生産終了…「時代の流れ」「次への期待」が交錯
  5. Z32ファン感涙、レトロ感あふれる『フェアレディZ』が話題…9月の新型車記事ベスト5
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る