トヨタ自動車系の車体メーカー、関東自動車工業は『ファンカーゴ』をベースにした車いす移動車の累計生産台数が3000台に達した、と発表した。軽を除き、スロープ付き車の生産台数では、国内最多という。
福祉車両の市場は、毎年3割程度の伸びを示しており、トヨタも福祉車両シリーズ「ウェルキャブ」の設定車種・種類拡大を図っている。ファンカーゴベースの車いす移動車は、2000年10月に発売。車いす乗降時にスロープがゆるやかになるよう、独自の車高調整機構を備えたことなどが特徴となっている。
ベース車の特徴を生かしながら、車いす利用者と介護者にとっての使いやすさを追及したことが、安定した需要につながっているようだ。